ふたたび空へ!


2010年6月24日(木) 第一日目

 人生に一度は(最後でも良い)シエクスピア様、ワーズワース様の故国、イギリスの湖水地方、田園地方へ行って見たかった。青春のに日々に接する事が出来た、三神先生の素敵なシエクスピアの講義、須藤先生の真摯なるワーズワース礼賛がずぅっと頭から離れなかったから。

 実は去年同じ時期に行く予定でツアーを申し込んだが、「新型インフルエンザ」の大流行に怖じ気づいて、キャンセルしてしまったのだった。今年こそ、と張り切ったところ、アイルランドの火山の噴火と来た。だが、もう挫けまい。行くと決めたら命がけ。噴火が収まる様子だったので、希望のツアーを申し込んだら、成立せず、没に。第2希望は満杯。やむなく第三希望で決着。誠に残念ながらストラッドフォード・アポン・エイボンへは行くこと叶わず。


成田発12時のJL 0401はヒースロー空港に16時35分に到着した。時差は8時間である。

ロンドンには大分前にイタリアへ行く時、途中1泊で市内観光をしたことがあったが、今回はしっかりイギリスである。ヒースロー空港からバスに乗り換え、約113キロ。ウインチェスターへ向かった。ロンドンを離れいよいよ未知の世界へと走って行くのは快感であった。

ウインチェスターの町は大変静かだという印象。こじんまりとしたホテルは元司教さんのお屋敷だったと添乗員さんから聞いた。

到着してすぐ、長旅の疲れもものかわ、同行の皆さんはホテルの入り口の両側の綺麗なハンギングバスケットの所で写真を撮り始めた。何しろ、イギリスで初めての土地を踏んだのだから。



アットホームで清潔感溢れるこのホテルでは、体格の良い女性従業員がエレベーターの無い階段を手力でスーツケースを運んで下さった。すごい! チップは纏めて添乗員さんが渡すから不要とのこと。楽賃なり。









部屋に入ってすぐテレビを付けたら、丁度サッカーワールドカップ、日本対デンマーク戦をやっている所であった。リアルタイムの観戦である。(日本は夜中である。)と、オオ!1点入った! そして、何と日本が勝ったではないか。 winchester で日本チームの勝利を喜んだ。

ホテルの窓から空を見上げると、飛行機雲が美しく交差していた。午後9時である。屋根の煙突のシルエットがイギリスであった。
このホテルはタンクが小さいので、一度にお湯を使うとお湯が出なくなる事がありますと添乗員さんに言われていた。本当に、お水になってしまった。ま、初めから聞いていた事なので、それほど驚きもしなかった。古いホテルでは、良くあること。
日程表には、夕食なしと書いてあったので、成田でおにぎりを買って来た。飛行機で軽食が出たので、食べなくても良かったが、折角のおにぎりを無駄にすることも無いので、お湯を沸かして持ってきたインスタントおすましを作って食べた。美味しかった。お湯は電圧が高いのであっと言う間に沸いた。

   

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